オリコン100位以内に入ったアイドルランキング(80年代編)

『1968-1997オリコンチャートブック』(100位以内にランクインした全ての曲の売り上げ枚数が1000枚単位で掲載)で、1980年代にレコードデビューしたアイドルを1980年代に発売した曲に限って集計し、ランキングしたブログです。1990年代に入るとCDブームがやってきて、その時期に大ヒットすると売り上げも桁違いになってくるので、あえて1980年代だけを集計することで、よりリアルな人気が見えたような気がします。アイドルかどうかの判断は『アイドルPOPS80-90』を参考にしながら自己判断しています。

263位 宝生桜子(風のテレフォン・コール~今、恋しかできない~)

263位 宝生桜子

 

一番売れた曲

 「風のテレフォン・コール~今、恋しかできない~」

  A面:風のテレフォン・コール~今、恋しかできない~

   作詞:小林久美・FUMIKO、作曲:小杉保夫、編曲:若草恵

  B面:夏休み最後の日

   作詞:紙中礼子・FUMIKO、作曲:小杉保夫、編曲:若草恵

 

 1986年8月25日発売 最高位98位 1週     0.2万枚 ポリドール

 

記念すべき第1回目。悪く言えば最下位の263位です。ただ、チャートインしていない80年代アイドルは多分1000人以上はいる中で、100以内にチャートインしただけでも立派だと思います。大手事務所の大プッシュで宣伝したのに、100位に入らなかったアイドルなんてたくさんいますからね。

 

正直、彼女のことはリアルタイムではほとんど存じません。色々な情報を見ると、1969年3月24日生まれ。1984年「桜子」という名前で芸能界デビュー。その後「宝生桜子」に改名しモデルやグラビアで活動し、1986年にこの曲でレコードデビュー。レコードは1枚のみで、その後割とすぐにヌード展開した様です。

 

女優としては、1987年1月に放送された斉藤由貴の連続ドラマ『あまえないでヨ!』に出演していたので、記憶にある人もいるのでは。

 

歌手としての彼女は、以外と人気があるのでとりあえずレコード出してみようかという感じでしょうかね。レコードだと上手く編集されていますが、歌唱シーンを見ると、なんとなくわかります。かなり音程やリズムが不安定です。ほぼノー・ボイトレって感じです。少しぐらいしてあげたら良かったのに(笑)

 

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でもそこにとても味があり、これぞ80年代アイドルって感じです。

詞、曲ともに切ない感じで、彼女のイメージに合っていると思います。

 

B面も本人の歌唱力に合わせてとても歌いやすくできていますが、アイドルのデビュー曲としてはこちらの方が正統派な感じ。可愛いポップスソングです。

 

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折角記念すべきデビューシングルが100位以内にチャートインしたのに、この1曲でリリースは終了したようです。2曲目も聴いてみたかったですね。

 

A面は何枚かのオムニバスCDに収録されているので、機会があればぜひ聴いてみてください!!